フランス惣菜とは?

フランス惣菜とはフランスのエスプリ(精神)や伝統的な地方料理が並び、日常生活をより華やかにより楽しませ、ワクワクやドキドキが詰まったもの。

フランスのどの地方に行っても必ずその街ごとにフランス惣菜や食肉加工食品を売る店はある
各地方の色もあり、伝統的な料理が必ず並ぶ。懐かしい味から新しい味まで。
フランスではそんなフランス惣菜(トレトゥールやシャルキュトリー)は簡単なようで、かつお値打ちなようでそうではない。どれをとっても味わい深く、繊細で多彩な工夫がしてある。
そんな技術は簡単には学べないと実際目の当たりにした。

郷土色豊かな伝統と知恵が詰まるこの世界は本来は代々受け継がれた者、専門とする学校を出たものが営む場所でもある。
フランス農水省の外郭団体が発行する「シャルキュトリ規定書」のルールをクリアしてものだけがフランスシャルキュトリとして認められています。
そんな素晴らしい世界未知なる世界が詰まった場所でもあり、まだまだ可能性が広がるんだなと思える場所でもあります。

日本ではハム・ソーセージは国産から輸入までたくさんあります。朝の食卓に並ぶような馴染み深いものから、ワインのおつまみになるものは巷ではよく見られます。
ですがフランス惣菜となればテリーヌやパテ、野菜や魚介を使った惣菜は多種多様にあります。そんな料理や古き良き時代の料理をより多くの方に知ってもらい、食への興味や、未知なる味覚の広がりが知っていただければと思っています。

現在は 以前精肉店で働いていた際に、任されていた立ち飲みの串カツ屋の権利を買い取った場所で、フランス惣菜と串カツという新しい業態で一人で切り盛りしています。
100円〜のリーズナブルな串カツや、スペシャリテとして掲げている本格的なパテクルートなどフランス料理も両立して作っています。
フランス料理に接点が少ない方、興味があまりない方、もちろん好きな方、どんな方でも気軽に入れるようなアットホームな店構えとなっています。
1人でも多くの方に、フランス料理に興味を示していただけたらと日々奮闘しております。

幼少期は両親がコーヒーにこだわった喫茶店を営んでおり、そんな様子をサンドイッチを食べながら見ていた記憶があり、親戚のお兄ちゃん(従兄弟)に遊んでもらいながらお昼ご飯を作ってもらうなど、料理に関わる機会がたくさんあり従兄弟の後を追うような形で、フランス料理の道に進むようになりました。
専門学校の夏休みに初めて従兄弟とフランスに2週間旅行に行った感動は今でも忘れられず、こんな素晴らしい世の中、料理があるんだと思い、こんな料理を作りたい、広めたいと想っていました!

20歳から名古屋市のレストランで働き26歳でフランスに1年留学し、フランスの文化、考え方、生き方、働き方など様々な刺激を受けながらクラシックなフランス料理を学びました。妻ともフランス留学中に出会い、フランス郷土料理の良さを教えてもらったり、帰国後は1人で教室を開業するなどと聞き、人として尊敬するところばかりでした。
帰国後は将来の店に役立たせるために、先輩の紹介で精肉店で働くようになります。

将来はより多くの方にフランス料理の良さ、未知なる味を知っていただくために、まだ名古屋にはない魅力あるシャルキュトリーをフランス料理人兼ソムリエの妻と開業して、私自身はパテクルート職人として、日本トップクラスになれるよう道を切り開いていきたいと思っています。
